2016/10/25に公開された乃木坂46「あの教室」のMVについて(勝手に)分析しました!
この曲は乃木坂46のメンバーである齋藤飛鳥さんと堀未央奈さんのユニット曲で2人しか出演していないのですが、まずはじめに乃木坂46について説明しておきますね。
乃木坂46
AKB48公式ライバルとして結成したアイドルグループ。結成は2011年でAKB48が結成された6年後に当たる。
グループ名の「乃木坂」は、最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」に由来しており、「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み(秋元康氏)」から48ではなく46なのだそう。 結成時は33名、現在は47名で結成されています。
代表曲に「おいでシャンプー」「ぐるぐるカーテン」「会いたかったかもしれない」「気付いたら片思い」などがある。
(前回の記事にAKB48の概要を載せたのですが)AKB48は結成当初、20名だったそうなので「人数が少なくても負けない(秋元康氏)」って....13人多いじゃん!!っと思いました。笑
とゆうか、そもそもAKB48の48ってなんだ?
と思い調べてみた結果
office48の社長の芝幸太郎の姓(芝=48)からきていることが分かりました。
まさかの親父ギャグ...!
スッキリしたくて調べたのに、全然スッキリできませんでした。
48に深い意味はなく、あくまで商品番号のイメージなのだそうです。
「あの教室」に出演している齋藤飛鳥さん、堀未央奈さんって?
齋藤飛鳥
ニックネーム あしゅりん、あしゅ、すかにゃん
生年月日 1998年8月10日 (18歳)
出身地 東京都
血液型 O型
身長 158cm
合格期 1期生
選抜回数 9回
堀未央奈
ニックネーム みおな
生年月日 1996年10月15日 (20歳)
出身地 岐阜県
血液型 O型
身長 160cm
合格期 2期生
選抜回数 8回
同MVのテーマは「齋藤飛鳥と堀未央奈の2人の学校生活」だそうで、クラスに馴染まない齋藤さんとクラスに溶けこみすぎている堀さんといった対照的な2人が、お互い惹かれあっていくが近づくこともない。という淡い高校時代の心象風景を描いた様な映像となっております。
このMV、そうとう奇妙なダンスをしているんですが、振付けは、東京事変や星野源のMVや、NODA・MAPでの振付けも手掛けるイデビアン・クルーが担当したそうです。
イデビアン・クルーとは
1991年にダンサー井手茂太を中心として結成されたダンスカンパニーで、
独自の解釈に基づいた音楽、身振り、空間造形により
日本のコンテンポラリーダンス の中でもひときわ異彩を放つ存在として注目を集めています。
また、無音の中でのアイコンタクトが生みだす奇妙な間合いや
無表情で能動的に動くダンサーの怪しげな雰囲気、
ダイナミックな音楽で縦横無尽に空間を行き交う群舞も、作品の特徴です。
文字ではどうしてもわかりづらいので
イデビアン・クルーが振り付けをした短めなCMの動画を貼っておきますね。
なんとなくイデビアン・クルーのイメージつきましたか?
ついた方は分かると思うのですが、そうです。
独特すぎて分析するの、めちゃめちゃ難しかったです。笑
まず、MVで踊っているダンスがどんな意味を持っているのか、
「あの教室」の歌詞と照らし合わせてみました。
しかし、歌詞は昔を懐かしむ親友の会話のような歌詞で
それをイメージして踊っているであろう振り付けは一切ありませんでした。
それどころか、全然歌詞に関係ないところで
「え?剣道してる..!?今、剣道してるよね...?!」って感じで、奇妙すぎる。
そもそもコンテンポラリーダンスとは
「現在のダンスの枠組みに捕らわれないダンス」のことで、解読するのは難しいんです。
凡人の私が何度も何度も見てやっと出した答えは、
奇怪な動きで非日常を表しているんじゃないか。
というザックリとしたものになってしまいました。
確かにひとつひとつの「振り付けの意味」を見出すのは不可能なくらい
奇怪な動きが多いんです。(私が理解できていないだけの可能性あり)しかし
MV全体の流れと踊っている2人の近づき方に注目してみると
少し、面白いな。と思うことがあったのでまとめてみます。
最初は1歩も近づけない
MVの1分50秒で曲が始まり、2人が向かい合っているシーンになります。
そこではじめに斎藤さんが奇妙なダンスを始めます。
その後、堀さんが斎藤さんに近づこうと一歩前へ出るのですが、
斎藤さんは背中を向け、堀さんは後を追う隙もなく、走り去ってしまいます。
2人でバラバラのダンスを踊る→斎藤さんを追いかける
その後ステージの上で2人がそれぞれ違うダンスを踊るシーンに移ります。
踊りはバラバラで、特に深い意味はなさそうです。
ですが、踊り終わって2人が走り出す距離感に注目して欲しいのです。
斎藤さんが前、その後ろを堀さんが走る。という形で、まだ斎藤さんを追いかけてる堀さんですが、最初、一歩も近づけなかった時に比べたらだいぶ距離が縮まっているんです...!!
その後、3分40秒あたりに
私を混乱させた剣道のシーンが出てきます。
堀さんが何度もエアー竹刀を振り下ろしているとそこを斎藤さんが走って横切ります。
なかなかの意味不明度だな...と感心していると、
その次のダンスシーンでは2人が向かいあって同じダンスを踊っているじゃないですか。
「あれ?いつの間に2人の距離はこんなに縮まったんだ?!」と
焦った私は急いで巻き戻し、見直しました。
すると2人が同じダンスをするシーンと剣道のシーンの間に
紙袋を被った生徒たちが堀さんに向かって手を振っているシーンがあるんです。
...とゆうか剣道している間も紙袋たちは堀さんに手を振っている。
もしかしたらこの紙袋たちが斎藤さんと堀さんを近づけてくれた「何か」なのかも...。と思いました。
紙袋のことはまた後で分析するとして、
3分55秒から2人は向かい合い同じダンスを踊ります。
あと少しで斎藤さんを捕まえられそうじゃん!と思った瞬間、
また斎藤さんが走って逃げてしまうんです。
それを追いかける堀さん。残念です。
あとほんの少しだったのに..!!
斎藤さんを見つめる堀さん
その後は斎藤さんが奇妙なダンスを1人で踊るシーンになります。
それを見つめる堀さん。
屋上で、ステージ上で、踊りまくる斎藤さん。
それを見つめる堀さん。
屋上で2人が隣合って座り、斎藤さんに堀さんが微笑みかけた瞬間。
2人がダンスをする場面に切り替わります。
照明も明るくなり、
初めて2人が対でこちらを向いて踊っているので
「今までとは何かが違うな」という感覚があります。
ですが2人が踊っているのはバラバラなダンスなので
「やっと斎藤さんに心を開いてもらえたか?!」という期待は裏切られます。
あれ、、、
裏切られたその瞬間、
2人は全く同じダンスをし始めるのです。感動しました。
しかし、その後また2人はバラバラなダンスをし始めます。
あれ?心開いたんじゃなかったの?
「どうゆう展開なんだ?」と注目していると、
それがどこかで見たようなダンスだということに気がつきます。
そうです。
2人でバラバラのダンスを踊る→斎藤さんを追いかける
の時の初めて2人が踊った時と一緒のバラバラのダンスなんです。
その謎が解けただけでも少し感動があります。
そして、それだけではありません。
前回は2人でバラバラのダンスを踊る→斎藤さんを追いかけるという流れでした。
しかし、今回バラバラのダンスを踊り終わると2人は仲良く手をつないで走り去るのです。
、、、、やっと、通じ合えたのね。
泣きそうになりました。笑
とにかく一度見てみてください。
CDの発売される11月9日以降はショートバージョンのみの
公開になってしまうそうなので、今のうちです!!
結局、紙袋たちは「常識」や「普通」を表したものだったのではないか、と私は分析します。
そして、変わった女の子である斎藤さんに
平凡すぎる女の子だった堀さんが惹かれ、変わってゆく。というMVなのだと思います。
特に黒板を消すシーンが印象的で黒板に書かれた文字も紙袋同様、「常識」や「普通」を表しているのではないかと感じました。
ちなみに、靴下がコロコロ変わるのは「女の子の心はすぐ変わる」という
メッセージが込められているそうですよ。
いつかこのダンスの振り付けの意味が理解出来る人間になりたいです。
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